(前回の話はこちら)
Appleの携帯端末について考えてみたい。
こちらのブログで第一印象を書いたが、外観のクールさは、さすがAppleである。昔懐かし、Newtonを彷彿とさせるシンプルなパッドに仕上がっている。
他の端末と違うのはマルチタッチ式スクリーンを備えており、指を使って画面を操作できるところ。2本指を開く動作でブラウザやフォトアルバムの画面拡大とか、指でなぞってスクロールといったインタフェースは全く新しいものだが、使い慣れてくると、もうこれなしではいられなくなるような気がしてならない。それ程の中毒性を持ちそうな端末である。
しかしながら、文字入力はどうか。どうも入力しづらそうだ。実際、ASCII24の記事によると、ディスプレイのキーは押しにくいという。
ただし、ディスプレーに表示するキーボードに関しては、「押しにくい。ある程度は慣れでカバーできるけど、タッチタイピングは無理。そういえばジョブズが使っているときも間違えていた」と、やや使いにくそう。
少なくとも、今どきの女子高生?若い女性には向いていないと思う。メールの打ち込み量と速度はハンパじゃない。高2の娘は、年がら年中、暇さえあればメール打ち込んでるし。
(娘)「うわ?、絶対ムリ。私が追求するのは、使いやすさと耐久性だから!」
ジョブズ氏は「2008年までに世界シェア1%を狙っている」というが、女子高生は99%の方に分類されるのだろう。
もし、これが携帯電話機能の無いiPodとして出てきたなら話は違う。この話の続きは「まとめ」へ。
iPhoneは、言わば小さなMacだ。プロセッサは違いこそすれ、Mac OS Xが動くというのはすごい。マルチタスクの実現。内蔵アプリのユーザインタフェースもMacに近いらしい。もちろん、電話帳やスケジュールのシンクロもしてくれる。iPod風なのは操作感だ。リストをくるくるとスクロールさせてセレクトする感覚がいい。また、新機能「Cover Flow」では、アルバムのジャケットをパラパラめくるように楽曲を探せるという。
「Widget」というアプリケーションの追加ができる。今のところ、セキュリティ上の問題から、ユーザーがインストールすることを許してはいないものの、今後AppleからさまざまなWidgetが出るのは間違いない。株式チャートや天気予報などのWidgetはすでに組み込まれている。将来的には、ユーザーにもWidgetの追加を認めてほしいものだ。Macユーザーを惹きつけるには、そういう楽しみがなくては。
Google Maps専用のアプリケーションが入っているのは面白いが、GPSが搭載されていないのが残念だ。しかし、他のセンサーが組み込まれているという。近接センサーは、電話するときに耳を近づけることで、自動的にディスプレイの表示をオフにしてくれる。加速度センサーは、画面の向きを変えるだけで、縦横の表示を切り替えてくれる。環境光センサーは、周囲の明るさに応じて、ディスプレイのバックライトの明るさを変えてくれる。わざわざ操作するのではなく、向こうが人に合わせてくれるのである。こういうのをユニバーサルデザインと呼ぶのだろう。「電話を再発明した」と豪語するだけのことはある。
小型・軽量化は行きつくところまで行った。大容量化はメモリの進歩に合わせて進んでいくだろうから、これは他の端末でも同じ。ユーザーは、容量を犠牲にしても小さい方がいいという人と、少しぐらいかさばっても大容量でないダメという人に分かれている。
何よりも機能面を重要視する娘は、購入当時の最高スペックである40GBのiPodを所有している。理由は手持ちの楽曲のほぼすべてを常に携帯していたいから。うちで聞く音楽と外で聞く音楽の完全なるシンクロを目指す。iPodはかさばるとは言っても、このくらいの大きさの方が手になじんで操作しやすいようだ。また、ビデオを観るならiPodでないとダメだし。
iPod shuffleは携帯性を重視する。ミュージックをクリップして持ち歩ける感覚だ。例えばジョギングしながらでも踊りながらでも(CMにあるとおり)聞くことができる。こういった二極化の傾向は、これからも続くだろう。
AppleはApple TVを発売した。これは据え置き型のiPodに近いという。どの製品もiTunesと同期し、音楽や動画(動画対応機種のみ)を取り出してくれる。外ではiPhoneやiPod、うちではApple TVを使えということだ。すでにiPodを所有している人にとっては、サーバーのiTunesに接続することに抵抗はない。ソースが一箇所に集中していることで、一元管理が可能になっているところがミソ。
ただ、Apple TVが売れるかというと、話はまた別だ。魅力的なコンテンツが現れない限り、日本でブレイクすることはないだろう。米Appleは9日から新たにパラマウントの映画100本以上をラインナップに追加するというが、現状で次世代DVDに勝てる力があるかどうか。携帯ミュージックで成功を収めいてるAppleも、TVのあるリビングにまで進出する道のりは険しい。
今年中には、iPhone仕様の第6世代iPodが発売されると予想する。ビデオを持ち歩く端末としては、iPodのスクリーンは小さ過ぎるからだ。携帯電話やメールの機能を削除すれば、文字入力の必要性はなくなるか、または、最小限で済む。これはいけるかも。何でもできるiPhoneもいいが、携帯音楽端末として特化したiPodは、その限りないシンプルさで、幅広いユーザーを魅了し続けるだろう。
携帯端末の動画ビューワーと接して、常々私が思うことは「電池が持たん!」これに尽きる。携帯電話しかり、W-ZERO3しかり、リナザウしかり..
燃料電池の開発が叫ばれて久しいが、一向に大容量の小型電池が投入されない。まずは、電池。何より、電池。安全で長持ちする電池の開発こそ、今、最も要求されていることなのでは。
iPhoneの機能は素晴らしい。素晴らしいが故に、一言。あんまりアプリや動画をグリグリやってたら、電話として機能しなくなる..
iPhoneの日本での展開はまだ未定だが、iPodの50%近い市場を占めている日本だからこそ、いずれかのキャリアで投入してくることは間違いない。それは、今のカタチではないかもしれない。もっと洗練されたiPhoneになっているはずである。まあ、「最初の30年は始まりにすぎない」そうだから、まだまだいろいろありそうだ。2008年が待ち遠しい。
CNET Japan 2007/01/10
ついに発表--アップルの携帯端末「iPhone」とは
ASCII24 2007/01/11
【Macworld 2007 Vol.7】iPhoneの実機は「触っていて気持ちがいい」
デジタルARENA 2007/01/15
「Apple TV」は3万6800円の“据え置き型iPod”だ!
AV Watch 2007/01/10
iTunes Storeでの音楽ダウンロードが20億曲を突破?映画も130万本以上。「ビデオストアとしても世界最大」
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
kirifue on 2007/01/18
やはり携帯小物の開発は、まず電池の持ちありきだと私は考えています。
自宅で携帯に入れた音楽聴くときは、電池に悪いと知りつつACアダプター直結・・・ここは何とかしてほしいものです。
iPhoneは、現在の携帯電話の延長ではなく、電話もできるMacと捉えると可能性が広がりそうですね。
W-ZERO3が電話も出来るPDAを目指したように・・・。
iPodは当方はnano2GB所有していますが、一回このコンパクトさに慣れると手放せませんね。中身の入れ替えはやや手間ですが・・・。
Appleのデザインはやはり素敵ですね。
ちえ on 2007/01/18
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>iPhoneは、現在の携帯電話の延長ではなく、電話もできるMacと捉えると可能性が
>広がりそうですね。
無理して電話にしなくてもいいですしね。私のW-ZERO3もそんな使い方です。
>iPodは当方はnano2GB所有していますが、一回このコンパクトさに慣れると手放せ
>ませんね。中身の入れ替えはやや手間ですが・・・。
そうそう、iPod nanoについて書こうとして..忘れました (^^;
コンパクトだけど、ちゃんとしたiPodです。それに、おシャレだし。
>Appleのデザインはやはり素敵ですね。
Appleはいいですよぉ。
Macには、めっきり触ってませんけど(引越しのとき、SE/30を捨ててしまったのが悔やまれます)。
iPhone、見たら絶対、欲しくなりそうです。
でも、もしこれを買ったら、当然Macも欲しくなるだろうし..う?ん、物欲が..